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哲学の教科書 (講談社学術文庫)
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| 商品カテゴリ: | 人文,思想,学習,考え方
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| セールスランク: | 15482 位
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哲学者の生態とその実用可能性
哲学は何であって何でないのか。哲学者とはいかなる人種なのか。哲学は何の役に立つのか。こうした、知っているようで意外と分からない哲学のすがたを丁寧に説いた教科書です。デカルトやカントなどの有名な哲学者の名前も出てきますが、それらはあくまで著者の主張の例示としてであって、いわゆる哲学史や「哲学者」学の教科書とは一線を画しています。新聞のコラムなどで見かける著者のエッセイはひねくれたものが多いですが、この本ではそうした毒は抑えられ、とても誠実な語り口が貫かれています。
哲学的な問いの何たるかと、それに絡めとられることの恐ろしさが、著者自身の体験と実感に基づいた記述から生々しくつづられていますが、私も含めて、通俗的な日常を送っている多くの読者にとってそれは、理解はできても十分には共感できない代物でしょう。しかしながら、私たちの認識や日常は、自明のようでいて実は全く自明ではない無数の前提の上に成り立っていることと、そうした問題に対して無意識ながらも思考停止することで私たちは日常を送ることができるという事実は、頭の片隅で常に意識しておいて損はないはずです。(こと、死に関しては。)
哲学とは、そうした日常のあらゆる前提を徹底的に疑うことであり、それに対する普遍的な答えなり理論なりを精確に論証して、相手の実感に響く言葉で納得させることを試みる営みだそうです。こうした方法論そのものは、学問を志す者はもとより、常に現状を改革すべき実務家にも求められるものです。もちろん、哲学者でなければ、何から何まで疑う必要はありません。疑うべきものを疑うべきときに適切に疑えれば十分でしょう。
メメント・モリ
哲学‥‥は興味あるけどなんか手でないな?。
そんな人におすすめです。全然読みやすいですよ。
哲学が学問ではないことがよく分ります。
死があるから生を認識しようとする。それが哲学の出発点だと思います。
逆にハイデガ?がなんたら、ヴィトゲンシュタインがどうたらが知りたい人には
向いていないかも知れません。もちろんハイデガーとかすばらしいのですが‥。
数字の2がどうしても納得いかない人が読んで下さい笑。
哲学の本質
数少ない「哲学の本質」を語っている本。
テキトーに読もうとしたら「あなたは哲学していない」といきなり喝が飛ぶような本です。
筆者はまず「死」を哲学の中心に据えます。
その上で、「哲学とは何でないか」という否定神学的なことをして、哲学の本質へと近づいていきます。
そして、哲学の問の代表的なものを簡単に触れます。ここまでが前半。
しかし哲学というのは、本当にその「問」を必死に考える、それこそが哲学なのか、とは思わされる。
日本には、哲学している気になっている「哲学研究者」は山ほどいる。そうした人は他人の哲学を説明するだけで、ちっとも自分の問いを考えていない。
いや、それは哲学書を読んで哲学した気になっている私たちにもだろうが。
筆者は「哲学は何の役にも立たない」と喝破している。
まあ確かに哲学とはそういうものなのだろう。
稀有な「本当の」哲学入門書。ほとんどの人が門前払いを食らわされることを覚悟で読んでみてください。
一風変わった哲学入門書
客観的かつ立派なものとして哲学を語るのではなく、著者の主観的世界の実感や凶暴性や反社会性をも濃厚に含む哲学を語り、哲学をすることの喜びや苦しみが述べられていました。
哲学とは、自分固有の人生に対する実感に忠実に、しかもあたかもそこに普遍性が成り立ちうるかのように、精確な言葉によるコミュニケーションを求め続ける営み、と著者はとらえます。こだわりをもってなぜ?を問い続け、自分自身になることをめざして哲学し続けることで、物事の見方を確実に変えてくれるものとしています。
哲学への入門は過去の哲学理論の理解にではなく問題意識の持ちようにこそあると訴える本書は、他の哲学入門書とは一風異なります。著者は、哲学は「この小さな地球上のそのまた小さな人間社会のみみっちい価値観の外に出る道を教えてくれ」るが役にはたたず、「生きておりまもなく死ぬことを残酷で理不尽で徹底的な不幸」と受け止め死を哲学の中心的なテーマとして扱っています。これらは反語的な表現なのかもしれませんが、いずれにしても筆者の問題意識・問題設定の仕方に小生は共感できませんでした。
「燃え上がるように」売れた本
もう10年以上前のことですが、
ヨースタイン・ゴルデルさんが書いた、物語による哲学紹介本
(『ソフィーの世界』)がとてもたくさん売れて、
「哲学ブーム」と称される状況がもたらされたことがありました。
中島義道氏の『哲学の教科書』は、
まだ誰もそんな事態の到来を予想していなかった、
しかしそのほんのちょっと前、という、
絶妙な時期に出版されていた本でした。
哲学は思想ではなく、文学ではなく、芸術ではなく、
人生論ではなく、宗教ではなく、科学でもない。
そう言われて、何か反応するところがある方には、
一読の価値があると思います。
毒は薄いです。
講談社
哲学の道場 (ちくま新書) カントの人間学 (講談社現代新書) 悪について (岩波新書) 「哲学実技」のすすめ―そして誰もいなくなった・・・ (角川oneテーマ21 (C-1)) ウィーン愛憎―ヨーロッパ精神との格闘 (中公新書)
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