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韓国併合 (岩波新書)
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| ジャンル: | 歴史,日本史,西洋史,世界史
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| 人気ランキング: | 15522 位
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民衆不在
本書は著者の言う通り「外交史」の本であった。外交史の書としては誠実なものであり、その視点もかなり公平な本である。文章も、硬いが簡潔・明晰な名文だ。ただ、本書を読んでも、その後の日本近代史を規定した(今現在も規定し続ける)「韓国併合」の評価を、読者が自分なりに持つことはできない。その理由は、本書には、当時の韓国民衆の真の姿、韓国支配層の政治意識形態や個人的パーソナリティーなどが、ほとんど書かれてないからだ。日本、英米、ロシア、中国の民衆の実像やエリート層の思惑、社会・経済体制についても、あまり触れられてない。要するに広漠とした歴史の実相から外交史のみを抽出したものにすぎない。だから本書を読んでも、鳥瞰図を得ることができない。虫眼鏡で象の腹を観察しているような視野狭窄的な気分になる。何だか年表を見ているようだ。ただ色々な疑問や問題意識を抱かせてくれる本ではあり、その意味では良書だろう。
韓国が清と同じく無力だったのは、中国の国家システムとその延長である対外システムが、英、仏、日の国民国家システムに敗北したということだろう。
岩波的な日韓併合に至る道
現在に至るまで日韓・日朝間の関係をこじらせている最大のタブーである「日韓併合」。戦後50年を迎える1995年という時期に書かれたこの本は、「久保田発言」などの「妄言」を否定し、正しい日朝国交正常化や補償問題を解決するための前提となる歴史認識を提供するためにかかれたもののようである。
「日本は朝鮮半島にいいこともした」という主張を根底からしりぞけるなど、日本に対して批判的な観点や資料にもとづく記述が多く、日本人としてはためらわれるところも多く、その点において非常に「左より」な「岩波」らしい本ではあるといえる。
ただし、海野氏は日韓併合は形式的・法律的に合法的であるとの立場をとっており、この点において韓国側の学者から批判を受けており、非常に歴史認識の難しさをうかがわせる。
この点に関する実証的な研究・議論はこれからも検討すべき点が多い。似たテーマをかなり異なった点から論じたものに呉善花「韓国併合への道」や鄭大均・古田博司編「韓国・北朝鮮の嘘を見破る」(ともに文春新書)などがある。こらを読み、できれば一次資料などに当たったう上で、各自で考え、取り組んでいくことが望まれる。
批判は批判。史実は史実。
明治維新以降、日本がどのようにして朝鮮半島に勢力を伸ばし、
韓国併合を行ったのか。また、朝鮮半島の人々は、日本に対してど
のように抵抗したのかをまとめた本。
日本と朝鮮半島との近代史を知る上で、一読してもらいたい良書。
当時の日本のやり方に、作者は批判的な立場であるが、それは史実に
対する冷静な意見として受け止める事ができる。
本気で日本を悪にしたければ、過酷な弾圧や差別の事例を、あれこれ
並べ上げればよさそうなものだが、そのような手法は使われていない。
それどころか「韓国併合は形式的適法性有していた、つまり国際法上
合法であり、日本の朝鮮支配は国際的に承認された植民地である」
(P244)という見解を語っている。
史実を研究した上での、作者の冷静な意見に共感を覚えた。
植民地とは何か
台湾、南樺太に続く日本の三番目の植民地として、大韓帝国は日本により「併合」された。その過程を、わかりやすく書かれている。 さらに日朝外交史を知りたければ、同箸『韓国併合史の研究』が専門的だが、読めばさらに理解が進むかもしれない。 現在の書店には、韓国バッシングの本が多いようだが、意外と正確な朝鮮近代史は知られてないようなので、お薦めである。 ちなみに、海野氏は90年代に韓国併合の合法性をめぐって韓国歴史研究家と論争している。海野は、単純に言えば、「合法不当論」に立つ。もちろん、最近の植民地美化・容認論とは、一線を画す。海野氏の植民地「朝鮮」への考え方を知るには、当書の「あとがき」を読むべきだろう。
さすが岩波
「紫禁城の黄昏」の岩波版と祥伝社版を比べても分かるが、左翼の臭いのする内容ですね。 注意して読みたい本です。色々な意見を知って判断する材料にはなります
岩波書店
植民地朝鮮の日本人 (岩波新書 新赤版 (790)) 韓国現代史 (岩波新書) 韓国併合への道 (文春新書) 日本による朝鮮支配の40年 (朝日文庫) 歴史再検証 日韓併合―韓民族を救った「日帝36年」の真実 (祥伝社黄金文庫)
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