感動の火の鳥
ストラビンスキーの火の鳥は音楽として昔から特別に好きでした。最近このLeanne BenjaminとキーロフのVishnevaの2つのDVDを入手し、バレエとして初めて鑑賞し、比較することができました。後者は衣装、画像は美しいのですが、前者の方が音楽、踊りとも緊迫感があり、数段上のように思えました。Leanneの化粧がちょっと怖い感じですが、その動きは繊細で非常に美しいです。なお最初の多少退屈な前奏時にストーリーの説明が出るのは親切です。
ロマンティックでカラフル
ストラヴィンスキーが自らロマンテックでカラフルと呼んだ「火の鳥」。フォーキンの振り付けを彼が気に入っていたかどうかは分からないが自分はとても好き。舞台装置も衣装もおそらくはバレエ・リュッスの頃の雰囲気を残しているのだろう、とてもいい。彼の出世作で28歳の時の作品だが、この年齢でこのような完成度の高い作品を書けるのは本当の天才なのだろう。管弦楽は色彩的できらびやか。ストーリーにうまくはまるバレエの演出もとてもいい。底なしのスタミナの火の鳥役のレアン・ベンジャミンがすごい。あの細い体のどこからあのpowerが出てくるのだろうか。とにかく自分は「火の鳥」が好きなのでこれは気に入ってます。この作品はDVDがあまりにも少ないので寂しい限り。カップリングの「結婚」もいい!。ディアギレフが涙を流して感動し、かつ1番好きだった曲だそうだ。ニジンスカの振り付けがものすごい。ピアノ4台、打楽器、独唱と合唱とユニークな構成、お下げ髪があんなにながいのは愛嬌。歌詞では金髪となっているが黒髪になっている。美しいゼナイダ・ヤノウスキーがとてもいい。映像も音もいいし値段も安いので、ストラヴィンスキーが好きな人はぜひ買う事をお勧めします。
ロシア民話思い出す
「火の鳥」は、ロシアのアニメで「イワンと仔馬」と言うのを見た事があるのですが、その時の映像の世界に似ていた気がしました。 結婚式の時の背景はなんだかアニメの「眠れる森の美女」を彷彿とさせる中世的なもので、絵巻を見ているようでした。 お姫様がちょっと年配っぽい感じがしないでもなく・・・・。同じ鳥でも「白鳥」と「火の鳥」とでは、動きが違うのだな〜と、妙なところに感心してしまいました。(素人なもので・・・) オールリージョンとなっていましたので、日本のDVD機でも見れました。 リージョンについては、もっと詳しい情報が欲しいな〜と思う常日頃です。 「結婚」はこのDVDではじめてみたのですが、ふしぎな世界でした。 演劇的要素が高い作品なのだと思いました 花嫁の最初につけていた長い縄のような三つ網の意味する物はなんなのだろうか???と最初に目を見張りました。
バレエリュスが好きな人にはオススメです!
ロイヤルバレエ版の「火の鳥」と「結婚」です。ストラビンスキーを特集してこれらの演目を選んでいるようですが「火の鳥」はなかなか映像としては手に入らないので、このDVDは貴重だと思います。 「火の鳥」について私はあまりよく知らないのですが、ストーリーはほぼ原作通りで、大きな改作はしていないようです。ただロイヤルバレエなのでマイムは多いです。「火の鳥」の原案にはロシアの民話が取り入れられているらしいですが、衣装、舞台、演出にはそうした要素は見あたりませんでした。 「結婚」はパリ・オペラ座版よりも演劇的な要素が多く、演出や踊りも違っています。どちらがよりオリジナルに近いのか私には分かりませんが、このロイヤル版の方が、感情表現は豊かなように思えます。ただコールドとかの技術はオペラ座の方が上だと思います。 あと、こうしたソフトには珍しく、ニジンスカについての映像特典が付いてきます。語学力のない私には内容はよく分かりませんが、分かる人にはなかなか貴重な映像だと思います。 バレエ映像に迫力とか華麗さとかを求めている方には不満のある内容なのでしょうが、こうしたマイナーな演目を探しておられる方にはとても満足できるソフトだと思います。
BBC / Opus Arte
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